<フィリピン人看護師>ブラカン州立大学視察(1)

  先日フィリピンのマニラから車で2時間ほどに位置するブラカン州に
いってまいりました。この度の目的は看護師をはじめとした将来の
日本の働き手候補の教育現場を自分の目で確かめるということと、
フィリピン人が日本人と変わらない待遇を得やすくするため
一番の近道である日本語教育について、産学連携として
ブラカン州知事と大学関係者にプレゼンテーションすることになります。

 現在、日本では外国人看護師としてインドネシア看護師の受け入れが
動きだしてはいるものの、受け入れ後6ヶ月間研修は語学研修で精一杯
の感が否めず、実際にインドネシアとは違う日本の病院で働くということに
国のサポートはどこまでやっているかなどの現場の実情を知れば知るほど
これからの外国人人材の運用の受け入れ態勢に若干の不安を感じずに
はいられないというのが正直な気持ちです。しかし、これは受け手側以上
に働き手側は強く不安に感じるに違いありません。

  ここで最近、他の方の講演で労働者不足は緩和されているといった内容を
おっしゃる方もいますが、実際に私が地方などで講演をして肌で感じるのは、
地方にいけばいくほど採用する人材層の選択肢がなくなり、5年〜10年後を
考えたときに人材採用計画はどうなってしまうのだろうか?
という懸念が強くあります。それ以前にそもそも働き口が少ないという問題も
ありますが、やはり首都圏と求人倍率が1以下になってしまっている地方との
温度差は確実に存在すると感じます。
  そのような思いから、私自身、1年前から外国人労働者としてフィリピン人
の受け入れに関し強く興味をもっていた為、大使館関係者をはじめ、
フィリピン関係者などいろいろな方にお会いしておりました。
その経緯もあり、この度はインドネシアではなく、先に協定を結んだフィリピン
の人材の現場を視察に至りました。


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(ブラカン州知事のJOSELITO R.MENDOZA氏、ブラカン州の専門学校に位置する

ポリテクニークカレッジの学長のGERARDO C.CRUZ氏  at Province Capital Bulacan)

 

さて、ここで日本の方向性としては、新聞等でご存知かと思いますが、

自民党の中川氏が、50年の間に1,000万人(人口の約10%)の

外国人労働者を受け入れるという案が話題をよんでいます。

その賛否については今後議論を慎重に推し進めていく必要がありますが、

企業としては急激に進行する少子高齢化を踏まえたうえで、深刻な

労働力不足に直面するという『人事リスク』を軽減する施策が必要で、

なんらかの形で労働力を確保しなければならないということを

改めて認識することが必要となり、この『人事リスク』の把握は

昨今、会社を経営するうえで重要課題となっているといえます。

従って、関係団体のさまざまな意見などはあるかと思いますが、

この度の外国人看護師の受け入れは、将来的に日本の企業が

対応をしていかなければならない日本の『グローバル人事』への

姿への足がかりとなるといえます。(続く)